特許調査について
特許調査には、大きく分けて3種類あると思います。まず一つ目は、出願時または審査請求時に、その出願に新規性・進歩性があるかどうかを簡単に調べる先行技術調査です。既に存在する技術を出願するのはお金の無駄です。また、従来技術を知ることで技術開発のヒントを得るという使い方もあります。
二つ目は先行技術調査と似ていますが、これをもう少し大掛かりに行うもので、クリアランス調査などと呼ばれることもあります。これから開発する技術について広く調査し、作ろうとしている自社製品が他社製品の特許に触れていないか確認する意味があります。また技術動向を広く知ることで、自社製品の開発や新たな特許出願のヒントとして活用することができます。
三つ目は、無効資料調査と呼ばれるもので、既に存在するまたは、これから作ろうとしている自社製品が、明らかに他社の特許を侵害している場合に、対象となる他社の特許を無効にするための資料を探すものです。実際に他社から警告状などが来て、対処する場合もあるようですが、できればそういうものが来てから行うのではなく、可能性のある事項に関しては保険のために予め準備しておくことが得策です。
  

特許調査料金表
簡易先行技術調査 5千円/1件
検索式を作らず、特許庁の検索サイトを使って、近い出願案件を2件〜10件抽出してご報告いたします。
先行技術調査 5万円/1件
10年に遡って公開されている特許出願から100件〜200件を抽出して調査します。
クリアランス調査 30万円〜40万円/1件(目安)
20年に遡って公開されている特許出願から2000件〜3000件を抽出して調査します。お客様のご要望に応じて見積もりいたします。
無効資料調査 40万円〜50万円/1件(目安)
公開されている全ての特許出願から3000件〜4000件を抽出して調査します。お客様のご要望に応じて見積もりいたします。
備考1 権利範囲がはっきりしている場合は、メール・FAXにて承りますが、そうでない場合はお伺いして打ち合わせをお願いすることになります。この場合は、必要になる交通費・宿泊費等を別途ご請求させていただきます。
備考2 当社では、IT関連(コンピュータハードウェア、ソフトウェア、プリンタ等の周辺機器、ネットワーク関連など)・ビジネスモデルを得意分野としております。上記の案件は自信を持ってお受けできます。また、その他の分野でも、技術をご教授いただければお役に立てる場面もあると存じますので、お気軽にご相談ください。
備考3 当社の調査員は、企業において特許出願に携わっていた者もおりますので、調査以外でも特許出願に関する業務のお手伝いができます。調査も併せてこちらもお気軽にご相談ください。お手軽な知財部門として使っていただければ幸いに存じます。

調査報告書サンプル
調査報告書のサンプルは、こちらにございます。お客様が所定のフォーマット(書式)をお持ちの場合は、そのフォーマットに基づいて作成いたします。